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日本一簡単(当社比)なホットワクシング

明日はスキーに行くのでワックスをかけます。ホットワクシングはこの方法が日本一簡単(当社比)です。スキーもスノボもやり方は同じです。


ストッパーがジャマクサイので、太い輪ゴムで縛ってしまいます。コレ専用のゴムも売ってるのですが、輪ゴムでたくさんです。


裏側をナイロンブラシで磨きます。真冬の今は、そんなに汚れないので大体でいーです。スキーやスノボを磨くブラシは、ナイロンのモノ以外にも真鍮のモノや馬毛のモノもありますが、GW辺りの土が混ざってるよーな斜面を滑らない限り、真鍮のモノはそう必要になることはありません。馬毛のヤツも、レース出るとかの勝負用です。コレもスキーショップで買うと高いので、ホームセンターで300円くらいのヤツを買ってくれば充分です。

ナイロンブラシで磨くと多少粉っぽくなるので、乾いた雑巾で拭きます。この時表側とかビンディングとかも拭いておきます。エッジの部分を前から後に拭くと引っ掛かったり、あんまり丸まってたりする場合は、ヤスリで修正します。どこまで丸くなったら修正するかとゆーと、斜面に立ってられないくらいにガチガチに凍ってるトコロを滑ったりしない限りは、1シーズンに1〜2回立てれば充分です。


ワックスをそのまま塗ります。クレパスで画用紙の背景を塗りつぶすのと同じ要領です。板の裏面に、アイロンで溶かしたワックスをSMプレイのよーにたらたらやるのをよく見ますが、アレはイロイロな理由でやりません。


そのまま塗ったワックスをアイロンで伸ばします。コレは見て分かる通り旅行用のふつーのアイロンです。スキー場でバイトしてた頃は、コレでYシャツにもアイロンかけてましたw。

コレで終わりです。スクレーパーはかけません。大分前にステンマルクが故郷の子供達にスキーを教えているというドキュメンタリー番組を見たのですが、スクレーパーは要らないと言っていました。

コメント
スキーやスノボの裏側はプラスチックで出来ています。その表面はストラクチャーという、0.5mmにも満たない細い溝がたくさん切られています。ホットワックスはこの溝に染みこんで機能します。

SMプレイをしてしまうと、アイロンの温度管理が難しい、後でスクレーパーで削るのが面倒などのデメリットがあります。それで無茶無茶気合い入れて作った板は確かに滑るのですが、それがいつまでも持続はしません。一方、この日本一簡単な方法は、気合いを入れたときの1/10くらいの時間で済んでしまいますが、ゲレンデで丸一日遊ぶ程度ならば、耐久性も滑りグアイも全然モンダイありません。
  • ヨシムラさん
  • 2007/02/03 5:19 PM
どーしてSMプレイは温度管理が難しいかとゆーと、ワックスはとーぜん、板に落ちた途端に固まってしまうので、板の上でワックスがべったり付いているところと、そーでないところが出来てしまいます。それをアイロンで均一に溶かそうとすると、ワックスの付いていないところは必要以上に高温になってしまいます。

プラスチックはあまり高温にすると変質してしまうので、単にアイロンの温度を上げるだけではダメで、アイロンの熱量にかなり余裕が無いと出来ません。なので、アイロンで伸ばす時点で出来るだけ均一にワックスが塗られているほーが簡単、つまり最初にそのままワックスで塗りつぶしてしまうのが合理的とゆーコトになります。
  • ヨシムラさん
  • 2007/02/03 5:25 PM
ブラシもナイロンだけで良いです。真鍮ブラシはプラスチックやエッジの表面をびみょーに削ってしまうくらいの威力があるので、真鍮ブラシでガシガシやった後は、エッジは多少丸くなり、ストラクチャーは深くなります。ワックスはストラクチャーに染みこんで機能するので、本気で真鍮ブラシをかけると、ストラクチャーに染みこんでいるワックスが全部とれてしまいます。なので真鍮ブラシをかけるのは、シーズン終わりに保管用のベースワックスを塗るときか、選んだワックスが全く雪に会わなくて、そのワックスを取り去りたい場合だけです。

馬毛ブラシは、雪温を測ってベースワックスの対応温度をきちんと選んで、更に滑走ワックスをちゃんと塗った後、仕上げに使う場合以外はやっても意味がありません。
  • ヨシムラさん
  • 2007/02/03 5:30 PM
ワックスはフッ素の入っていないタイプで充分です。ベースワックス専用のヤツだけだと、流石に対応温度範囲が狭すぎるのでアレですが、ベースワックスとしても使えて、温度指定のあるモノが便利です。ワシはここ何年かはずっとホルメンコールを使ってますが、多分どのメーカーでもそんなに劇的には違わないです。メーカーによっては「他のメーカーのワックスと混ぜちゃダメ」と明言しているトコロもありますが(ブリコがそーだったと思う)、素材が同じよーなモノだったら、混ぜて明らかにダメとゆーコトはあんまり無いです。

温度範囲は中温のヤツをベースに、1月中旬〜2月いっぱいくらいまでは低温のヤツを、3月に入ったら高温のヤツを使うと大体失敗しませんが、極端に標高が高いとか低いとか、ふつーの温度と違う状況がありそーな場合は、それに合わせて選びます。

ちなみに高温用のワックスは柔らかくて馴染みやすいので、ワシは新品の板に一番最初に塗るのは高温用のワックスです。この時だけはSMプレイで塗ります。
  • ヨシムラさん
  • 2007/02/03 5:36 PM
最近はあんまりエッジの調整をマジメにやってません。普通のスキーやスノボは、裏面と側面がきっちり90度にはなっていません。裏側はエッジの際2〜3cmくらいが中央部よりも若干傾斜が付けてあって、板を回しやすくしています。側面は90度が基本なのですが、裏面が斜めになっている以上、エッジの実際の角度は89度とか88度になります。側面は板の垂直方向から更に鋭角にするコトが多く、コレも1〜2度傾けるので、エッジの実際の角度は更に小さくなり、86度とかになるコトもあります。

板の垂直方向に対して、エッジ側面の角度をエッジ角、裏面の水平方向に対しての角度をビベル角というのですが、普通自分で調整出来るのはエッジ角だけです。

よく、エッジが掛かるようにとエッジ角だけスゴイ角度にしてしまうヒトが居ますがアレは間違いで、ビベルとセットで考えないとダメです。

ワシはどこでも一番使いやすい(とワシが感じる)、エッジ角1度、ビベル角1度が好みです。
  • ヨシムラさん
  • 2007/02/03 5:49 PM
日本一簡単(当社比)のホットワクシングでやると、塗るワックスの量がSMプレイと比較して無茶無茶少ないので、スクレーパーで削ってもほとんど削れません。なのでスクレーパーは使いません(エッジに残っちゃったヤツだけは落とします)。ステンマルクが出ていたテレビでコドモ達は、ポールの練習をしていましたが、そのレベルでも要らないと言っていたので、ふつーの斜面をふつーに滑る程度ならほとんど必要ありません。

これで充分な平滑度も出ているし、実際滑ってみて不具合ありません。ワックスは厚塗りすると剥離もしやすくなってしまうので、塗った分だけ削らないとなりません。日本一簡単(当社比)なホットワクシングで塗ると、アイロンで熱をかけたときに短い時間で均一に溶けるので、SMプレイと比べると、ワックスの温度が高いところと低いところの差が小さくなります。従ってストラクチャーへの染みこみ方も均一になります。
  • ヨシムラさん
  • 2007/02/03 5:58 PM
スプレー式の液体ワックスは、いーとこリフト3本くらいしか持ちません。でもワシはそれも持っていて、使い道は

1.滑った後板を拭いて、エッジの防錆剤として使う
2.安いクセにフッ素が入ってるので、安い固形ワックスをフッ素入りの高いワックスに変身させるため、混ぜて使う

の2つ。

そもそも何でワックス塗るかとゆーと滑りやすくするため。ワックスを塗った板は、進む方向にもとーぜん滑りやすくなりますが、別にワックスに意思があるワケでは無いので、横にも滑りやすくなります。横に滑りやすい→回しやすいとゆーコトなので、曲がるのもラクになります。
  • ヨシムラさん
  • 2007/02/03 6:02 PM
はじめまして、通りがかりの者です。

ガリウムのアイロン、TU0153
ワックスはEXTRA BASE BLUE SW2074
を買って、このHPの通りにやっています。
結果は満足です。
ありがとうございます。

ところで、シーズン中は、いちいちリムーバーで取り去りますか?それとも、粗々ナイロンブラシで擦って、重ね塗りしますか?どういう方法がオススメですか?せっかくワックスを削らずにすむ方法なので、簡便な方法だといいのですが。
よろしくお願いします。
  • 路傍の石
  • 2016/02/07 6:14 PM
まさか10年近く前の記事にコメント来るとはw

通りがかりの路傍の石さま初めまして。

リムーバーですが、3月終わりくらいの雪が汚れてくるシーズンにならない限り、滅多に使わないです。このエントリーではクリーニングについて書いてませんので、ちょっと別で書きます。
  • ヨシムラさん
  • 2016/02/08 4:56 AM
クリーニングについてです。

板の裏側が白っぽいのだと、汚れが目立つことがあるかも知れません(黒っぽいのだと分かりませんが)。ナイロンブラシで落ちない場合は、台所用のキッチンペーパーを挟んでアイロンをかけて、汚れもろともワックスを吸い取ります。紙が1枚挟まるので、普段よかアイロンの温度を高めにして様子を見ながらやります。最初は取れないのですが、キッチンペーパーにワックスが染み込んでくるとどんどん吸い取ります。キッチンペーパーが黒っぽくなってきたら新しいのに変えます。スキー板1本でキッチンペーパー1〜2枚くらい使うと思います。この方法だと、ストラクチャーの中まで完全にはワックスが取れないので、シーズン中は便利です。
板の汚れが取れたら、後はナイロンブラシをかけて普通にワックスを塗れば問題ないです。

GWくらいになると、それでも落ちないコトがあります。そーゆー時はお湯をかけながらブラシでこするとキレイになります(滑走ワックスは100度も熱をかけたら液状になります)。ただ、お湯をかけちゃうとストラクチャーに入り込んでるワックスもほぼ取れてしまうので、ワックスもしっかりかけ直さないとならなくなります。せっかくココまで落としたら、金属スクレーパーと真鍮ブラシで滑走面をひと皮むくくらいにした方が、気持ち的に幸せかも知れません。
  • ヨシムラさん
  • 2016/02/08 4:57 AM
そー言えば。

路傍の石さまはガリウムの青をお使いとのコトですが、3〜4年くらい前からワシもガリウムに変えました。理由はただ単にホルメンコールのを全部使い切って、行きつけのスキーショップで売ってるのがガリウムかドミネーターのどっちかだったんで、情報の入りやすいガリウムにしただけです。

ガリウム青をお使いというコトは、かなり気温の低いところに行かれるのでしょうか。ワシは12月のシーズンインから3月の春分の日辺りまでずっとガリウム紫を、その後はシーズン終わりまでガリウムピンクとガリウム紫(少しフッ素入り)を混ぜて使っています。

ワックス混ぜると言っても、ピンクを生塗りした上に、紫を重ねて生塗りするだけです。これでアイロンかければ十分混ざります。混ぜてるのは単にコストの問題で、高価なフッ素入りを、フッ素無しで薄めて使ってるイメージです。なので、しっかり生塗りするのはフッ素無しのピンクの方で、紫フッ素入りは、その上から軽くなでるくらいです。
  • ヨシムラさん
  • 2016/02/08 5:15 AM
ありがとうございます。
いや、凄いな。更新があんまり無いブログなのに、リプライが早くて!
はい、標高の高いところばかり行きますので、ガリウムの青です。いつも行くのは乗鞍高原とか車山周辺とか外気温-10度ぐらいの場所が好きです。
ワックスですが、汚れても(汚れも同時に)削れるので気にしないようにします。重ね塗りをしていきますね。酷ければペーパーで吸着ですね。
ところで、日本一簡単(当社比)なエッジ研磨なんて記事はありませんか?今はSWIX TA3001を使って簡単に済ませていますが、ベースはあまりやらなくて、サイドエッジだけで良いとか?よろしければヨシムラさんの方法をご教示下さいませ。
  • 路傍の石
  • 2016/02/08 11:07 PM
更新・・・すいません今はほとんどSNSばっかりです。

エッジは難しいです。ワシは若い頃に精密測定のバイトをしてた事があって、何かしらモノの寸法を1/100mm単位で測るとゆーコトを、それなりに分かっているつもりなのですが、そういう感覚からすると、あんなに長尺モノの角度や寸法を、精度よく正確に仕上げるのはそもそも無理があります。やるコトの特性上、温度に起因して寸法が変わってしまいますし。

ですので、チューンナップで角度を指定して削ってもらった後は、なるべくそれを維持するような手入れをする、なるべく影響が少ないように誤魔化しながら乗り切る、というのが基本的なスタンスです。

1.錆びさせない
滑ったら雑巾でよく拭きます。探すと駐車場に水道やエアガンがあったりしますので、そういうのも使います。帰ってきたら一晩以上は立てておいて、水を切ります。それでも移動の間に錆びてしまうこともありますので、薄茶色になってる程度で済んでいるうちに、スポンジ研磨剤で落とします。

2.傷がついてしまった場合
ベースでもサイドでも、傷がついてしまった場合は金属ヤスリで修正します。こればっかりはフリーハンドでは出来ませんので、専用のガイドを使います。ヤスリも専用品でないと平らにならないので、諦めて専用品を使います。ベース用のガイド、サイド用のガイド、専用のヤスリを買うと結構な値段になってしまいますが。

3.削り方
とにかく元の角度を維持するように気をつけます。板をバイスで固定できればベストですが、地面と壁を使って横向きに立てかけて固定すればまあ出来ます。専用のヤスリで削ると、鰹節みたいに削りカスがしゅるしゅる出てきて楽しいので、つい削りたくなりますが、エッジに溝状の縦キズが入るようだと力を入れすぎです。ヤスリの目が詰まると削れないので、ワイヤーブラシで掃除しながらやります。

4.角度を変えたい
変えないでください(´・ヮ・`)
角度ごとのガイドを何種類も用意するのはコスト的にも大変です。ここだけはプロ(チューニングショップ)に任せましょう。

5.サイドだけ削れば良い?
硬い雪質で、エッジの角をとんがらせたいような場合は、ベース側も削らないと角が立ちません。片刃の包丁を研ぐときに、片面ばっかり研いでもあんまり切れないのと同じです。ベース側にしてもサイド側にしても、表面の酸化している部分が落ちて、金属の光沢が見えるくらいまで削れていれば、もう十分角度は出ていますので、その程度で止めます。

エッジのハナシからは外れてしまいますが、滑ってて横ズレし過ぎちゃうのはエッジチューンナップの問題だけではなくて、その人の技量に対して板のネジレ特性が弱過ぎるコトの方が、影響は大きいです。そういう場合はいくらエッジを立てても、曲がってる最中のねじれ方向の変形と復元によってズレてるので、もっとネジレ特性の強い板に乗り換える以外、根本的には解決出来ません。
  • ヨシムラさん
  • 2016/02/09 3:49 AM
ありがとうございます。
道具買うしかありませんね。山スキーはチューンに出すんですが、ゲレンデ用は山スキーの練習の位置づけなので、あまり出したことがありませんね。削ったらアイスバーンばっちりでした。まだ道具が増えるなぁ...と相方から言われます。(相方も山スキーやります)
  • 路傍の石
  • 2016/02/10 12:13 AM
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